瓦屋根の雨漏り修理費用はどれくらい? 雨漏りは放置厳禁!すぐに修理すべし

数ある住宅の不具合の中でも、とりわけ生活に大きな影響を及ぼすのが雨漏りです。「雨漏りは雨の時しか起こらないから、その場しのぎで大丈夫」と思って放置しておくと、住宅の劣化がじわじわと進行し、やがて取り返しのつかないことになります。

そこで今回は、特に瓦屋根の住宅の雨漏りについて原因や修理方法を解説するとともに、修理費用の相場や安く抑える方法についてもお伝えします。

 

瓦屋根の雨漏り修理費用相場はどれくらい?

部分的な補修

雨漏りの原因となっている瓦屋根の劣化が部分的なものであれば、必要な箇所だけの補修となるので安価に済みます。

ひび割れや欠けなどの場合は交換となり、ズレや隙間の場合は配置し直すような修復作業になります。また、塗装による修復で対応することもあります。

費用としては数万円から可能ですが、交換となった場合は10万〜30万が相場となるでしょう。

 

葺き替え

葺き替えとは、屋根全体の瓦を新しくすることで、かなり大がかりな工事となり費用も期間もそれなりにかかります。

屋根の面積にもよりますが、一般的な戸建木造住宅(30坪前後)で150万〜300万となります。ただし、一度葺き替えを行うと長期的にメンテナンスをする必要がなくなるので、長く住み続けることを予定しているのであればトータルの出費としては妥当なものでしょう。

 

瓦屋根が雨漏りする主な原因

激しい雨による染み込み

瓦屋根は一枚一枚の瓦を重ねるように並べて屋根として仕上げるものなので、どうしても瓦と瓦の間にわずかな隙間ができてしまいます。そして、大雨や台風の際にこの隙間から雨水が染み込み、雨漏りの原因となることがあります。

 

強風によるズレや破損

瓦屋根は施工の際に釘どめによって固定されていますが、強風の際に面として風を受けるとズレが生じたり、さらにひどい時には外れて破損してしまったりすることもあります。このようなズレや破損箇所から雨漏りが発生することもあります。

 

経年劣化

瓦屋根にも寿命があります。瓦自体の耐用年数として陶器瓦は約60年、素焼瓦は約45年、セメント瓦や燻瓦は約30年となっているので、もし雨漏りしている瓦屋根が30年以上経過しているのであれば、経年劣化も原因として考えてもよいでしょう。

 

雨樋の詰まり

屋根の傾斜から流れる雨水の通路となる「雨樋」が詰まっていると、雨漏りになることがあります。大気に舞っている土埃や野鳥のフンが詰まっていることもあるので、定期的にチェックするとよいでしょう。

 

防水シートの劣化

瓦屋根の下地となっている防水シートの劣化により、雨水が内部に浸水することもあります。防水シートの耐用年数は30年とされているので、もし30年を超えているのであれば防水シートの劣化を疑ってもよいでしょう。

 

雨漏りが発覚したらできるだけ早く修理すべき4つの理由

雨漏りを放置するリスク①:建物の強度低下

雨漏りを放置していると、住宅の構造となる木材が腐食してきます。木材の腐食は建物の強度が落ちる原因となり、耐震性も著しく低下します。

 

雨漏りを放置するリスク②:シロアリ繁殖の恐れ

雨漏りを放置するということは、湿った木材をそのままにしているということです。湿った木材はシロアリの好物なので、雨漏りを放置しておくとシロアリが繁殖します。そしてシロアリは家の基礎や柱などの構造体を容赦無く蝕み、進行すると家が倒壊する恐れもあります。

 

雨漏りを放置するリスク③:カビの繁殖

瓦屋根の雨漏りを放置していると、水分を含んだ屋根裏からはカビが発生し、喘息やアレルギーを引き起こすこともあります。

 

雨漏りを放置するリスク④:シミによる見た目の悪化

雨漏りを放置していると、やがて雨染みが天井の下地を抜けて、室内から見えるところに染み出します。シミのある天井は見た目が悪く、日々目にすることでストレスに繋がります。

 

瓦屋根の修理を安く抑える方法

火災保険を利用する

雨漏りの原因が自然災害によるものであれば、火災保険が適用される可能性が高いです。その際、以下の条件にあてはまることも必要です。

・破損から3年以内

・費用が20万円以上

・経年劣化や人為的な被害ではない

この場合、火災保険は雨漏りそのものに対する保険ではなく、風災や雪災のような自然災害に対する保険なので、被害にあった日から間を空けずに屋根の状態を確認して、雨漏りが発生する前に行う補修に対して保険を利用することが正しいということになります。

 

補助金を利用する

国や自治体の補助金制度を利用して、雨漏りの修理費用を抑えるという方法もあります。

具体的には、以下のような補助金が用意されています。

・リフォームに対する補助金

・長期優良住宅化リフォーム推進事業

リフォームに対する補助金はお住まいの自治体によって用意されているものが違うので、地域密着型の工務店や市役所、区役所などに問い合わせて確認するとよいでしょう。

また、長期優良住宅化リフォーム推進事業は国が運営する補助金であり、以下の名目で設立されています。

「良質な住宅ストックの形成や、子育てしやすい生活環境の整備等を図るため、既存住宅の長寿命化や省エネ化等に資する性能向上リフォームや子育て世帯向け改修に対する支援を行う。」

なお、この補助金では工事後の住宅の性能向上が必須となっています。

引用:国土交通省「令和3年度長期優良住宅化リフォーム推進事業に関する説明資料」

 

相見積もりを行う

 工事を依頼するときの基本中の基本ですが、一つの業者への相談だけで依頼を決めずに、複数の業者に相談をして、提案される工事内容と金額を確かめましょう。相見積もりを取ることで料金相場を知ることになり、適正価格がわかります。

 

雨漏りの修理ならアヤノ塗装にお任せください

瓦屋根の住宅で雨漏りがあった場合、被害が拡大しないうちに専門業者に相談をして適切な修理をする必要があります。

業者によって原因の特定方法や補修方法などが違うので、まずは複数の業者に相談をして提案だけではなくスタッフの対応や会社としての実績なども含めて比較した上で、最良の一社を選びましょう。

アヤノ塗装は、戸建住宅の塗装と防水で定評のある会社です。これまでにも様々なタイプの屋根・外壁補修や雨漏り修理をしてきましたが、いずれも施工内容だけではなく、迅速な対応や費用を抑えた提案などでお客様からトータルに満足をいただいております。

雨漏りは放置していると被害が拡大する一方なので、大がかりな修理となってしまわないうちにできるだけ早くご相談ください。

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