サイディングのひび割れに注意!ひび割れの原因と放置NGな理由を紹介

サイディングのひび割れは見逃せない住宅のサインです。気づいたときには、すでに遅いかもしれません。

この記事では、サイディングのひび割れの原因を詳しく解説し、なぜ早急な対処が必要なのかをご紹介します。

この記事を読むことで、ひび割れの早期発見と適切な対策方法を身に付け、家族と住宅を守る一歩を踏み出すことができるでしょう。

サイディングがひび割れてしまう原因とは?

サイディングがひび割れてしまう原因について解説していきます。

雨水と紫外線による劣化

サイディングの外壁が長期間、紫外線にさらされると、表面の塗料が劣化し、本来の防水性能が低下します。これにより、外壁は水分を吸収しやすくなり、雨天時に膨張し、晴天時に収縮する現象が繰り返されます。

この連続した膨張と収縮により、外壁には次第にストレスが蓄積され、最終的にはひび割れを引き起こす原因となります。

地震

サイディングは地震に対して比較的強い外壁材料とされていますが、大きな地震が発生すると、これに伴う強い揺れに耐えきれず、外壁に歪みやひび割れが発生することがあります。

特に激しい揺れにより外壁が変形し、細かいひび割れが生じることは、サイディングの構造上避けられない問題の一つです。

サッシの重み

窓のサッシは意外にも重量があり、これが外壁に常時かかる負荷となります。

特にサッシの下部に位置する外壁部分は、他のエリアよりも負荷が集中しやすく、その結果としてひび割れが発生しやすくなります。この重みによる影響は、日々の外壁の状態を見落としやすい要因の一つと言えます。

おうちのサイディングが窯業系ならひび割れに注意!

サイディングが窯業系なら、ひび割れに注意する必要があります。その劣化の目安についても解説していきます。

窯業系サイディングは日本でメジャーなサイディング

日本の住宅市場において、外壁材の大多数は窯業系サイディングで占められており、実に住宅外壁材の約80%がこのタイプに該当すると言われています。

この高い普及率の背景には、工場製造による品質の均一性と、多様なデザインの選択肢があります。しかし、経年変化による傷みや変形が発生する可能性もある点は注意が必要です。窯業系サイディングの特性を理解し、適切なメンテナンスを行うことが重要です。

窯業系サイディングの劣化目安

反り

窯業系サイディングの初期の変形として、弓状に反った状態が見られることがあります。

サイディングの表面は通常、平らでデザイン性に富んでいますが、他の部分と比べて盛り上がっているように見えたら、それは反りの兆候です。この状態が見られたら、外壁の変形が始まっている可能性が高いと認識するべきでしょう。

浮き

反りが進行すると、隙間が生じてサイディングが浮いて見える状態になることがあります。

特に反りが大きくなると、他の部分から突出し、明らかに浮いて見えるようになります。また、目地の部分のシーリングが剥がれることもあり、隙間が生じると雨水などの浸入が起こり、サイディング全体に悪影響を及ぼすことになります。

ヒビ

窯業系サイディングでは、変形の強度が限界に達すると、釘やビスで固定されている部分の周辺からひびが入ることがあります。

固定された部分に強い力が加わると、サイディングの強度がそれに耐え切れず、ひび(クラック)が発生するのです。固定力が弱い場合には、釘やビスが抜けたり、金具が外れることもあります。

割れ

サイディングの変形がさらに進行すると、ひびが拡大し、最終的には割れに至ります。

サイディングボードが中央から割れることは少なく、多くの場合、釘やビスの周辺から割れが生じます。割れが進むと、強風や揺れによりサイディングボードが落下する危険性もあるため、早急な補修が必要です。

サイディングのひび割れを放置するとどうなる?

サイディングのひび割れを放置してはいけない理由をお伝えします。

見た目の悪化

サイディングの大きなひび割れは、単なる塗料では修復できません。そのため、コーキングなどの補修材が必要になります。

色付き塗装の場合は、補修跡を目立たなくすることが可能ですが、クリア塗装の場合は補修跡が隠せず、外観の美しさが損なわれます。このように、サイディングのひび割れは見た目の問題だけでなく、建物の価値にも影響を及ぼす可能性があります。

シロアリ被害

サイディングのひび割れから水が侵入すると、家の内部の木材が湿気を帯びることになります。湿った木材はシロアリにとって絶好の環境であるため、これを好むシロアリが集まってくる恐れがあります。

シロアリの被害は、建物の構造を脆弱化させ、修復費用も高額になり得るため、ひび割れはシロアリ被害を招くリスクを高めることになります。

凍害

凍害は、サイディングの小さなひび割れに水が入り込み、その水が凍結して膨張し、内側から圧力をかけることで外壁がさらに割れる現象です。

特に窓サッシの下の隅など、水が集まりやすい場所は凍害のリスクが高まります。凍結した水が膨張することで外壁に大きなダメージを与え、長期的に見ても修復が困難になることがあります。

サイディングの補修方法と費用はどれくらい?

サイディングの補修方法と費用相場について解説していきます。

サイディングのひび割れ補修

サイディングのひび割れ補修の費用は、一般的に10,000円から50,000円の範囲で変動します。

この補修作業では、割れた部分に水が侵入しないよう、コーキングやパテといった補修材を用いてひび割れ部分を丁寧に充填します。補修の範囲やひび割れの深さ、補修材の種類によって費用は変わりますが、これにより外壁の防水性を回復し、更なる損傷を防ぐことができます。

目地の補修

目地の補修には主に「打ち替え」と「増し打ち」という二つの方法があります。

「打ち替え」は既存の目地を完全に剥がしてから新たに補修材を充填する方法で、費用は一般的に900円〜1,200円/mです。「増し打ち」は既存の目地の上から補修材を充填する方法で、700円〜1,000円/mが相場です。

サッシやドア回りでは増し打ちが、それ以外の場所では打ち替えが多く用いられる傾向にあります。これらの方法によって、目地の損傷を補修し、建物の外観と機能性を維持することができます。

サイディングひび割れの解決には、塗装がおすすめ!

サイディングひび割れの解決には、塗装がおすすめです。その理由をお伝えします。

サイディングひび割れの原因は劣化

サイディングのひび割れは、主に素材の劣化が原因で起こります。

長年の紫外線や雨水の影響により、サイディング材料が徐々に劣化していく過程で、ひび割れが生じることが多いです。このような劣化は避けられない自然な現象であり、住宅の外壁を保護するために定期的な点検とメンテナンスが重要です。

補修だけでは応急処置だけになってしまう

サイディングのひび割れを単に補修することは、応急処置に過ぎません。

補修は一時的な解決策にはなり得ますが、根本的な問題を解決するものではありません。劣化したサイディングは再びひび割れを起こす可能性が高いため、長期的な対策としては不十分です。そのため、外壁全体の塗装を行い、サイディングの寿命を延ばすことが推奨されます。

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