町田市・相模原市の屋根・外壁塗装会社、アヤノ塗装です。 弊社は塗装だけでなく様々な外壁、内壁に関する補修も承っております。
今年は例年より梅雨明けが遅く、全国で猛暑日を記録するなど異常気象が相次いでおりますが……遅れての到来が予想されている「台風」にも大きな懸念が集まります。
日本では7月から10月にかけてが「台風シーズン」とされておりますが、今年は7月に発生した台風は”ゼロ”。これは気象庁が1951年に観測を初めて以来初となる事態でもあるそうです。
梅雨明けの遅れに伴い、8月から年末にかけて大型台風が発生する予測も立てられているので油断は大敵です。
台風に備え、お客様に知っておいて欲しいのは”正しい保険の知識”です。
意外に思われるかもしれませんが、台風をはじめとする自然災害によるお家の破損(雨どいの破損や外壁のキズ)には、基本的に火災保険が適用されます。
しかし、対応は火災保険の種類やお客様が入っている保険の内容や条件にもよるので、
「火災保険に入っていさえすれば全てが保険対象になる」
わけでもないので注意が必要です。
そこで今日は、
火災保険で外壁を修復する際の手続きの流れ
実際に火災保険を適用されたお客様の例
を諸注意と併せて一緒に確認していこうと思います。
台風の被害に遭われたら工事会社→保険会社の順番に連絡
台風による被害の後、お客様が火災保険を適用させ施工を行うには……
工事会社にお問い合わせ、現地調査を依頼する
工事会社と共に書類を作成、保険会社に送る
工事会社、保険会社の順番に連絡する2ステップが必要になり、申請が通ってより修復工事に移るケースと、
施工と申請を同時並行で行い工事終了後に保険で工事費用の補填をするケースがございます。
その上で、
「保険会社に送る書類」は3種類
“修理内容の見積書”と”被害状況の写真”は、現地調査を行う工事会社が作成してもらうのが適切です。
“保険金の請求書”に関してはお客様に作成していただく必要がございます。
保険会社が審査を行う項目は3点
・破損の原因が台風である確認が取れること
・破損から3年以内であること
・修理の費用が、免責金額(一般的に20万円)を超えること
を基本的な知識として覚えておいて頂きたく思います。
火災保険の対象になる内容を”分けて”確認しておく
以上の前提を踏まえてのち……
(1)火災保険の対象は「建物」と「家財」で分けて考えられる
(2)「住宅火災保険」と「住宅総合保険」の違い
火災保険への理解を深めるために大きくこの2つも把握しておきましょう。
(1)建物と家財の違い、とはどういうことでしょうか。
火災保険は入り方によって、”建物のみ”に適用される内要と”建物と家財”に適用される内要の2種類が存在します。
建物とは、建物全体と付属する門や塀、雨どい、外壁などを指します。 一方で家財とは家具をはじめとする家財道具を指します。つまり、火災保険の内容によっては、
『割れた窓の補修には保険が適用されたが、割れた窓を突き抜けた突風が破壊したテレビに関しては保険が適用されない』
といったケースも存在します。
※建物と家財の具体的な線引きに関しては、加入されている保険会社に実際に確認してみることをオススメします。
「住宅火災保険」と「住宅総合保険」はカバーできる内要の広さが違う
「住宅火災保険」と「住宅総合保険」の違いは、保険適用対象となる被害の原因の範囲です。
文字を見ればわかる通り、後者「住宅”総合”保険」とは、自然災害のみならず、交通事故や窃盗などの人的災害もカバーしてくれる保険を指します。
「住宅”火災”保険」とは、火災と表記されているものの、自然災害を原因とする被害に適用される保険です。
※一点注意したいことは、地震による破損だけは火災保険ではカバーすることができません。地震保険に加入する必要があります。
アヤノ塗装で保険を適用、外壁の破損を修復した例
修復工事に保険を適用、弊社が施工を行った工事の例を一部ご紹介します。
原状回復と共に外壁のお色も変更
こちらのお客様は、台風で老朽化した隣家の屋根材が飛んできたことで、外壁に傷がついてしまったことが修繕ご依頼のキッカケでした。下の画像が「傷」、結構深いことが分かります。
お客様は今回の災難に火災保険が適用されるとは思っておらず、補修や外壁塗装の決断にしばらく頭を悩ませていたようです。
外壁とともに、痛んだ雨どいなどを取り換える工事を行いました。 また、原状回復だけを目的とせず、事前に「カラーシミュレーション」を用いてお家を新しい色に変化をさせ、お家を生まれ変わらせる施工を行いました。
台風で屋根が壊れてしまった!
こちらのお客様も台風によって屋根が壊されてしまったことをキッカケに、弊社に修繕工事をご依頼していただきました。下の写真は「スレート屋根」や「カラーベスト」と呼ばれます
安価で人気のある素材ですが耐久性には期待が持てず、台風の被害状況によっては壊れてしまいます。
工事は屋根のみならず、経年劣化をした外壁もにも及びましたが、外壁の劣化は台風の影響ではないため保険適用外です。
しかしながら、複数箇所に同時に工事を行うことは、人件費の削減にも繋がるため賢い選択と言えます。
台風の前に火災保険の内容を改めて確認しましょう!
外壁の破損、雨どいの交換……お困りごとはアヤノ塗装へ!
本日の記事では、台風の被害にも適用できる火災保険についてご紹介してまいりました。最後に”注意”をひとつお知らせして記事を終わりにしたいと思います。
消費者庁も注意喚起を促しているのですが、代行業者に保険の申請から工事までをお願いすることはオススメ出来ません。
不当なアドバイス料を請求される、ずさんな施工をする業者を斡旋してくる、保険金の全額を事業者に支払う契約書を用意してくる、サービスの解約料に莫大な金額を要求されるなどなど……トラブルが相次いでいるためです。
台風でお家が損壊してしまった際には、正しい手続きのもと安心のできる施工会社に依頼する他にありません。
台風によるトラブルはないに越したことはございませんが、何かお困りごとがあれば、簡単なご質問からでも構いませんので、お気軽にお声をおかけください。