町田市・相模原市の屋根・外壁塗装会社、アヤノ塗装です。
弊社は塗装だけでなく様々な外壁、内壁に関する補修も承っております。
今回は、今年2019年6月にお問い合わせを頂いたお客様のご依頼、外壁塗装の施工事例をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するお客様のお悩みは
(1)外壁に汚れが目立ってきていること
(2)外壁の箇所によっては色あせも発生してしまっていること
(3)シーリング(コーキング)も切れてしまっていること などなど……
経年劣化による外壁の損傷を「諸々全部直したい」ご要望をお持ちでした。
加え、今の外壁のお色そのままにしたいご要望もお持ちでいらしたので、お客様とご相談し、今回は外壁の本来の機能を取り戻す「現状復帰」の塗装工事となりました。
現地調査、お家の痛み箇所
それでは、施工前のお家の状態を見ていきましょう。
家の部材に決定的なダメージを確認することはできませんでしたが……
経年劣化により素人目でも変色してしまっていることが分かります。
また、屋根の1部や日の当たらない外壁にコケが生えてきてしまっていることも目立ちます。
シーリングにも痛みが確認できました。
今回の施工ではバルコニーも一緒に生まれ変わらせていきます。
それでは施工の流れをご紹介しましょう。
施工の流れをご紹介
外壁と屋根、軽天井と門袖に高圧洗浄を施し、細かな汚れをとっていきます。
玄関アプローチと、サッシ、シャッターにも高圧洗浄を施します。
傷んだ既存のシーリング撤去した上で新しく、ジョイントシーリング充填、抑えていきます。
窓枠や、玄関ドア枠のシーリングにも同じ施工を施します。
下塗り、中塗り、上塗り、乾いた頃を見計らい、3回にわけ外壁に塗装を施していきます。
屋根には、「タスペーサー」と呼ばれる通気性を確保する部材を取り付けたあと、外壁同様3回の塗装を施していきます。
外壁、屋根への塗装を行いつつ、塗装の前にケレンを施す箇所に移ります。
今回のお家の場合、破風、軒樋、堅樋、シャッターボックスにはケレンをかけなければなりません。
ケレンをかけた箇所にも塗装は3回に分けて行います。
次に汚れの目立つバルコニーに取り掛かります。
バルコニーへは、プライマーを塗布したあと、ウレタンを2回塗布、これでバルコニーの防水施工が完了になります。
塗装を施した箇所、すべての上塗りが乾燥したら、完成です!
そして完成!【Before & After】もご覧ください
【Before】
【After】
今回の施工のポイント ハイブリッド塗料とは?
今回の塗装には基本的にハイブリッド塗料を使用したのですが、あまり聞き覚えのない言葉「ハイブリッド塗料」とは何でしょうか?
ハイブリッド塗料とは、1言でいえば「有機塗料と無機塗料の両方を含む塗料」のことです。
有機塗料の基本的な成分は合成樹脂、コストが抑えられることにメリットが見出されており、
一方で無機塗料の成分は原則鉱物を含むため、劣化に強いのが特徴的です。
メーカーによってその配分比率は異なるため、塗料の機能も使われるメーカーによって多少の差が出るものの、基本的には紫外線や雨に強く、汚れにくく光沢も落ちにくい様々なメリットを挙げることができます。
今回のケース基本的に外壁は水性のハイブリッド塗料を使用しました。
部分的に付帯部分や屋根にはシンナーを使用いる箇所もあります。シンナーというと「臭い」を気にされるお客様もいらっしゃいますが、実はシンナーの臭いは塗布より3時間くらいでなくなりますのでご安心ください。
また、屋根に使用した塗料は先ほどご紹介したハイブリット塗料の中でも「遮熱効果」を持つ塗料を使用しております。
屋根に遮熱塗料を用いることは、2階の室温の低下にも貢献してくれるのです。
塗装のご依頼をおもち寄せいただいたのは6月と言うこともあり「今の生活の中で2階が暑いと感じられるかどうか?」も事前にヒアリングしてから施工に当たりました。
もちろん最終的な判断こそお客様に委ねられるのですが、塗装で解決できる問題であれば弊社は暮らしぶりを向上させる様々なご提案もさせて頂いております。
このように、原状復帰を目的にした施工であっても、塗料や施工によっては機能向上までも見込めるのが「塗装」の良いところでもあります。
今はお住まいのお家の外壁の汚れが気になっているだけでも、
どこか頭に「塗装」のご依頼を決断されることを考えておいても損はないのではないでしょうか。