こんにちは、相模原市を拠点としてアヤノ塗装です。家の補修をそろそろしなくてはいけない…と考えた時に、そもそも家のどこを何で補修するのか知りたいものです。そこで今回は家屋の補修で使われる壁材から塗料の種類から基礎的なことまでをご紹介します。
一般的な家屋で使用されている壁材は?
一般的な家屋は木造家屋です。そのため、モルタルなどが壁材の主流です。
モルタルはいわゆるセメントのことで、コンクリートなどで出来ています。
昨今では、デザイン性を求め、木造サイディングボードもあります。
サイディングも金属で出来ているものであれば、窯業系…いわゆるレンガ風の壁材もあります。基本的には窯業系がデザイン性を求めた壁材では主流です。
マンションの壁材ではコンクリート材などが主流です。
壁材によって塗料は変わるの?
一般的な家屋では、壁材がモルタルならば、ハイブリッド塗料を用います。時にはジョリーパッドという特殊なものを使う場合もあります。
マンションの塗装は状況に合わせて異なります。
元から塗ってある塗料の上から重ね塗りをするのか、張り替えた壁に新しく塗っていくか、または下地の壁材によるかです。
塗料にはどんな種類があるの?
外壁塗料は主にシリコーン(ハイブリッド塗料)、フッ素、そしてセラミックの3種類が使われています。
セラミックは光沢を出すためにケイ素が配合されていることから、他の塗料より値段が3倍ほど高くなります。しかし、汚れがさらに付きにくいといったメリットがあります。
一方、味わい深いモダンな壁の風味を出すために、艶消し塗料も人気がありますが、そちらは汚れが付着しやすいのがデメリットです。
外壁の塗り替えサイン、あるいは塗り替え時はいつ?
一般的に、建物の保証はメーカー、工務店問わず10年ほどです。そのため、屋根の補修や再塗装も10年ごとのタイミングが主流となります。
他にも外壁には塗り替えのサインがあります。
1、チョーキング
外壁を撫でると手に白い物が付く現象が起きる状態です。防水膜が経年劣化で風化しています。
2、カビやコケが生えている
塗膜の保護機能が劣化した際に起こります。特に、日陰になりがちで朝は霧などの水蒸気が発生しやすい地域だと生えがちです。
3、塗装(塗膜)のヒビ割れ
ヒビは間にカビやコケの胞子が入り込んで、家屋を腐食させるきっかけになります。
4、塗装が剥がれている
紫外線や乾燥により塗装が激しく剥がれた状態です。雨水などが内部に侵入しやすくなっています。
5、外壁が汚れている
外壁の塗装(塗膜)が防汚、防塵機能を保てなくなっている状態です。
外壁塗装はなぜ必要なの?
外壁塗装はそもそもなぜ定期的に再塗装が必要なのでしょうか?それには大きく分けて3つの理由があります。
お家を守る保護機能
一つ目の理由は、家屋の保護機能を上げるためです。
家屋は、外壁塗装で塗膜が張られると、夏の紫外線や台風・真冬の雪・土砂降りの雨・強風によって打ち付けられる黄砂、排気ガスなどによる科学的侵食などから、その塗膜によって守って貰えます。
そんな塗膜も月日を重ねるごとに徐々に劣化し、剥がれたり、ひび割れたり、傷付いたり、汚れたりします。ひとたび塗膜が剥がれてしまうと、外壁材がむき出しになってしまいます。すると、雨水や紫外線や砂などのダメージを直接受けてしまうので、外壁材自体のひび割れや雨漏り、最悪瓦解の原因にもなってしまいます。
そのため、定期的な外壁塗装によって再度外壁に塗膜を形成するという方法で、お家を守る必要が出てくるのです。
お家をいつまでも美しく
二つ目の理由は、家の美観を保つためです。
現在の塗料では残念ながら色あせを完全に防ぐことはできません。長年、暮らすにつれて外壁は徐々に色あせ、劣化していきます。そこで定期的に塗装をすることによって、色あせた外壁が塗り変わり、お家の美観を蘇らせることができるのです。
また、家屋を美しく塗り直すことによって資産価値の向上にもつながります。さらに、新築時のごとく、綺麗な状態に塗り戻すことはもちろん、新築時とは違ったデザインに変更することもできます。色・ツヤ・凹凸模様など、様々な仕上げで新たな外観のお家を楽しむこともできます。
お家の中に水の侵入を許さない
三つ目の理由は、雨水がお家の中に侵入したための弊害を防具ためです。
外壁にヒビが入ってしまったり、シーリングが割れてしまっているとお家の中に水が侵入してしまいます。お家に水が侵入することによって様々な弊害が発生します。
例えば、外壁材の劣化です。一度外壁材が劣化すると、家屋を構成する木材や断熱材を腐らせたり、鉄筋を錆びさせてしまい、家屋自体が傷んでしまいます。
さらに、木材や断熱材が腐ると、シロアリやダニ、カビの発生源となってしまいます。このような状態に陥ると最悪な場合、大規模なリフォームを避けられません。そういった場合になる前に、外壁塗装および外壁補修を行います。
どこがどんな劣化をするの?
定期的な外壁塗装を必要とする場所では様々な劣化が起こります。
外壁
紫外線や外気温の寒暖差、雨水などにより、塗装がひび割れたり、剥がれてしまうと雨水や結露、カビやシロアリなどの侵入する隙間がたくさんできます。
また、塗装をするのは外壁だけとは限りません。実は見落としがちな、屋根やベランダにも定期的な塗装が必要と言われています。
屋根
塗装をした方が良いのは外壁だけではありません。実は見落としがちな、屋根にも定期的な塗装が必要なのです。屋根は毎日紫外線や雨風、砂埃などにさらされており、家の中でも最も劣化しやすい場所でもあるからです。
ベランダ
特に水が溜まりやすいので、塗膜の剥離が起きやすくなっています。また、水が溜まりやすいことにより、少しずつ下地のコンクリートなどが溶けてしまう場合があります。
そもそもどうやって塗るの?
外壁を塗装する流れは基本的に屋根を塗る流れと同様です。そのため、屋根と外壁をセットで塗るのが効率的です。
塗装の流れとしては、
1、外壁と合わせて高圧洗浄
3、シーリング(ヒビ補修を含む)
4、下塗り、中塗り、上塗り
以上となります。
この際、日光がよく当たるところはシーリング材が乾燥して収縮したり、ヒビ割れていることがほとんどです。したがって、洗浄をし終えた後に日光がよく当たる部分を中心に、シーリングの打ち替えや補修を行います。
シーリング材は塗装が上塗りしやすい材料で行うため、白抜けなども防ぐことができます。
外壁塗装工事の進め方は?
工程の詳細としては以下の通りです。
・足場の仮設
・高圧洗浄
・養生
・シーリングの打ち替え
・下塗り中塗り、上塗り
・腐食部品の塗装
・点検(施工品質チェック)
・足場解体
定期的なメンテナンスでお住まいを少しでも長く、丈夫に美しく保たせたいとお考えであれば、弊社が全身全礼で対応させていただきます。外壁塗装のタイミングになりましたらまずはぜひ弊社までご相談ください。