断熱塗料のデメリットとは?後悔しないために知っておくべき注意点と対策

建物の暑さや寒さをやわらげ、光熱費の節約にもつながると話題の「断熱塗料」。

塗るだけで室内環境を快適にしてくれる機能性塗装の一つとして、多くの住宅や施設で採用されています。

しかし、実際に使ってみると「思ったより効果がなかった」「費用が高かった」といった声があるのも事実です。

この記事では、断熱塗料の代表的なデメリットをわかりやすく解説し、後悔しないための対策や選び方も紹介します。断熱塗料を正しく理解し、納得して使いたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

断熱塗料のデメリットとは?基本的なポイントを解説

断熱塗料はメリットの多い塗料ですが、万能ではありません。効果やコスト、施工に関して注意すべきポイントがあります。

 

期待したほどの断熱効果が出ないことがある

断熱塗料は「塗るだけで家の中が快適になる」というイメージが先行しがちですが、実際には効果を感じにくい場合もあります。

これは、建物の構造や周囲の環境によって、塗料の効果が十分に発揮されないためです。

また、断熱性能は塗料単体では限界があり、他の断熱材との組み合わせがないと十分な効果が得られないこともあります。

冷暖房の使用量が極端に減ることを期待していると、現実とのギャップにがっかりするケースもあります。

 

初期費用が高めに設定されている

断熱塗料は、一般的なウレタンやシリコン塗料と比べて価格が高い傾向にあります。

機能性塗料として、断熱に加えて遮熱、防音、防カビなど多機能な製品が多く、材料コスト自体が高めです。

さらに、塗るための下地処理や工程も複雑になるため、施工費用も高くなることがあります。

そのため、短期間でのコスト回収を目的にすると、「思ったよりお金がかかっただけ」という印象になる可能性があります。

 

塗装の耐用年数が環境によって左右されやすい

断熱塗料の寿命は10年〜15年が一般的とされていますが、これは条件が良い場合です。

気温差が激しい地域や、塩害・湿気の多い地域などでは、塗膜の劣化が早くなることがあります。

また、多機能性塗料ほど成分が複雑であるため、劣化の仕方にもばらつきがあります。

長持ちさせるには、定期的なメンテナンスや塗り替えのタイミングを見極めることが大切です。

 

施工技術により仕上がりが大きく変わる

断熱塗料は、正しく塗らないと効果が半減してしまうデリケートな塗料です。

下地の状態や塗布の厚み、塗る回数など、メーカーの仕様を守らなければなりません。

技術のある業者であれば問題ありませんが、経験の浅い業者が施工すると、見た目はきれいでも断熱効果が出ないという結果にもつながります。

施工前には、業者の実績や施工方法をしっかり確認するようにしましょう。

 

断熱塗料のデメリットでよくある「効果が出ない理由」

「断熱塗料を塗ったのに涼しく(暖かく)ならない」といった声には、いくつかの共通した理由があります。ここではその原因を詳しく解説します。

 

適切な下地処理がされていないから

断熱塗料の性能を発揮するためには、塗る前の下地処理がとても重要です。

たとえば、汚れや古い塗膜が残っていると、新しい塗料がしっかり密着せず、はがれやすくなります。

また、ひび割れやサビがある場合には補修をしてから塗装しなければ、そこから水分が入り、劣化を早めてしまいます。

外見には問題がなくても、見えない部分の処理が甘いと効果が十分に出ません。

 

断熱塗料の塗布量が足りていないから

断熱塗料には、メーカーが推奨する適正な塗布量があります。

この量を守らずに塗ると、効果が弱まったり、塗膜が早く傷んだりします

中には、見積もりを安く見せるために塗布量を減らして施工する業者も存在するため、注意が必要です。

塗料の使用量や塗り回数について、施工前にしっかり確認しましょう。

 

外壁や屋根の素材と断熱塗料の相性が悪いから

断熱塗料は、すべての素材に向いているわけではありません。

金属素材や特殊なサイディングなど、塗料が密着しづらい素材もあります。

また、通気性が高い外壁では、内部にこもった熱がうまく排出できず、逆効果になることもあります。

自分の建物に合った塗料を選ぶためには、素材と塗料の相性をプロと一緒に確認することが必要です。

 

断熱塗料の性能に対する期待が過剰だったから

断熱塗料はあくまで「快適性をサポートする塗料」であり、エアコンの代わりになるわけではありません。

最近では、断熱に加えて遮熱、防音、防カビ、空気清浄など、さまざまな機能を備えた製品も登場していますが、それでも限界はあります。

断熱塗料の効果を過信しすぎると、「思ったほど変わらなかった」と感じてしまうかもしれません。

正しく効果を理解し、他の断熱対策と組み合わせて使うことが重要です。

 

断熱塗料のデメリットが出やすい建物や場所の特徴

建物の種類や環境条件によって、断熱塗料の効果に差が出ることがあります。以下のような条件下では、思ったような性能を感じにくい場合があるため注意が必要です。

 

日当たりが悪く熱の出入りが少ない建物

断熱塗料は、日射による熱の影響を抑える役割が強いため、日当たりの悪い建物ではその効果を十分に発揮できないことがあります。

北側に面した建物や周囲に高い建物が多く日が当たりにくい場所では、そもそも外部からの熱の流入が少ないため、断熱塗料のメリットが出にくいです。

このような場合は、断熱塗料よりも防湿性や防カビ性能のある塗料を選ぶ方が効果的なケースもあります。

建物の環境に合った塗料を選ぶことが、塗料の効果を最大限に引き出すポイントです。

 

築年数が古く断熱性能がもともと低い建物

建物自体の断熱性能が不足している場合、塗料だけでその弱点を補うのは難しいです。

特に築30年以上の建物では、壁の中の断熱材が入っていなかったり、断熱性の低いガラス窓が使われていることもあります。

こうした建物に断熱塗料を塗っても、建物全体としての温熱環境が改善しにくいのが実情です。

塗装と合わせて窓や壁のリフォームを検討すると、より効果的な断熱が可能になります。

 

寒冷地など気温変化が激しいエリア

気温差が大きい地域では、塗膜の膨張と収縮を繰り返すことで、塗料がひび割れやすくなります。

断熱塗料は高性能な分、塗膜が厚くなりやすいため、こうした地域では耐久性の低下につながることがあります。

また、凍害による外壁の劣化など、断熱塗料以外の問題が発生する可能性もあります。

寒冷地では、塗料選びだけでなく、施工時期や塗り方にも工夫が必要です。

 

屋根や外壁の劣化が進んでいる建物

劣化が進んでいる外壁や屋根に断熱塗料をそのまま塗っても、密着が悪くなり効果が発揮されません。

たとえば、クラック(ひび割れ)や剥離、サビがある場合、それを補修せずに塗っても早期に塗膜がはがれてしまう恐れがあります。

また、雨水の侵入などによって断熱材や下地が傷んでいる場合、塗装だけでは対応できません。

劣化が激しい場合は、塗装前に補修工事を行うことが前提となります。

 

断熱塗料のデメリットと他の塗料との違い

断熱塗料には他の塗料とは異なる特徴があります。ここでは、遮熱塗料や一般的な塗料との違いを紹介します。

 

遮熱塗料とは効果の方向性が異なる

断熱塗料は「熱を伝えにくくする」のに対して、遮熱塗料は「熱を反射する」ことに重点を置いています。

つまり、遮熱塗料は太陽光を反射して建物に熱が入るのを防ぐのに対し、断熱塗料は建物内外の熱の移動を妨げる性質があります。

どちらも温度上昇を抑える効果がありますが、目的や地域に応じて選ぶべきです。

例えば、日差しの強い地域では遮熱塗料、寒暖差が激しい地域では断熱塗料の方が適している場合があります。

 

ウレタン塗料やシリコン塗料より価格が高い

一般的なウレタン塗料やシリコン塗料と比べて、断熱塗料は高価格帯に分類されます。

これは、多機能な性能や特殊な成分が配合されていることが理由です。

ただし、長期的に見れば光熱費の削減やメンテナンス頻度の低下などで元が取れるケースもあります。

初期費用だけでなく、ランニングコストを含めて比較検討することが重要です。

 

防水性や美観は他の塗料の方が優れていることもある

断熱性能に特化した塗料は、光沢感や防水性など、見た目や別の機能面で劣ることがあります。

たとえば、ツヤが少なくマットな仕上がりになりがちで、外観を重視する人には不向きな場合もあります。

また、防水性能や柔軟性においては、専用の防水塗料の方が高い性能を持っていることもあります。

断熱塗料を選ぶ際には、どの性能を重視するかを明確にすることが大切です。

 

断熱効果が見える形で実感しにくい

断熱塗料の効果は、外から見てすぐに分かるものではありません。

温度がじわじわ変化するため、使用前後で大きな違いを感じにくいことがあります。

また、温度の感じ方には個人差もあるため、「効果がある」「効果がない」と意見が分かれることもあります。

目に見える成果が欲しい人には、やや不向きな塗料かもしれません。

 

断熱塗料のデメリットをカバーする使い方や対策方法

断熱塗料の短所を理解したうえで、正しく使えば高い効果が期待できます。以下のような工夫をすることで、デメリットをカバーできます。

 

断熱材との併用で効果を高める

塗料だけで断熱を完結させようとするのではなく、断熱材との併用が効果的です。

屋根裏や外壁の内側に断熱材を入れ、その上から断熱塗料を使うことで、熱の出入りをより抑えることができます。

このような組み合わせにより、夏も冬も快適な室内環境を実現しやすくなります。

建物全体の断熱性能を底上げする発想が重要です。

 

信頼できる業者に施工を依頼する

断熱塗料は、施工の質によって性能が大きく左右される塗料です。

塗布量や施工工程を守るには、経験と知識のある業者を選ぶことが不可欠です。

施工前に見積もりだけでなく、実績や使用する塗料の説明をしっかりしてくれる業者を選びましょう。

安さだけで決めず、信頼性や保証内容にも注目することが大切です。

 

適切な塗布量と施工方法を確認する

塗布量や塗り方が間違っていると、断熱効果はほとんど出ません。

見積もりの際に「何回塗るのか」「どのくらいの厚みで塗るのか」といった詳細を確認しましょう。

また、塗装後に施工写真や塗布量の報告書を出してもらうと安心です。

施工中の様子を記録しておくのもトラブル防止につながります。

 

定期的な点検とメンテナンスを行う

塗装後も、定期的な点検で塗膜の状態をチェックすることが大切です。

ひび割れや色あせなどが見つかれば、早めに補修することで寿命を延ばせます。

特に多機能な塗料は、機能が落ちてくると性能も下がりやすいため、注意が必要です。

施工業者による定期点検や、専門家による診断を活用しましょう。

 

実際にあった断熱塗料のデメリット事例とその対処法

断熱塗料を実際に使った人の中には、さまざまなトラブルや不満を経験した人もいます。ここでは、よくある失敗事例と、その対処法を紹介します。

 

「効果がない」と感じたが塗布量不足が原因だった事例

ある住宅では、断熱塗料を屋根に施工したにもかかわらず、夏場の室温がほとんど変わらなかったという声がありました。

調査の結果、塗料の塗布量がメーカーの規定値より少なかったことが判明しました。

見積もりでは「断熱塗料を使用」と明記されていたものの、塗る厚みや回数についての記載が曖昧だったとのことです。

このような事例から、施工内容を事前に細かく確認し、証明できる記録(写真や報告書)を残してもらうことが重要です。

 

施工不良による塗膜の剥がれが発生した事例

別のケースでは、塗装後わずか2年で外壁の塗膜が一部剥がれ、建物の見た目が大きく損なわれました。

原因は、下地処理が不十分だったことと、天候の悪い日に無理に塗装作業を行ったことでした。

機能性塗料は、湿気や気温の影響を受けやすいため、施工環境に配慮する必要があります。

信頼できる業者であれば、天候や下地の状態を見極めて、適切なスケジュールで施工を行います。

 

塗料の選定ミスで期待と違う効果だった事例

建物の断熱目的で塗料を選んだものの、実際に使われたのは遮熱塗料で、冬場の寒さが改善されなかったという例もあります。

このように、目的と塗料の性能が一致していないと、満足のいく結果にはなりません。

断熱塗料と遮熱塗料では効果の出方が違うため、施工前に業者としっかり相談し、自分の目的に合った塗料を選びましょう。

性能や仕様を業者任せにせず、自分でもある程度理解しておくことが重要です。

 

高額な費用に対して効果が実感できず後悔した事例

費用をかけて機能性塗料を導入したものの、体感的に効果が分からず後悔したという声も多くあります。

特に、断熱塗料は見た目での変化が少なく、数値でもはっきりとした効果を感じにくい場合があります。

そのため、事前に期待できる効果と、実際の施工範囲をよく確認し、費用に見合ったメリットがあるかを検討することが大切です。

建物の性能改善は、塗装だけでなく、複数の対策を組み合わせることがポイントになります。

 

断熱塗料のデメリットを理解した上での選び方ガイド

断熱塗料をうまく活用するには、デメリットを把握したうえで、目的に合った塗料を選ぶことが重要です。以下のポイントを参考にしてみてください。

 

自分の住環境や建物の状態に合った塗料を選ぶ

断熱塗料はすべての家に向いているわけではありません。

たとえば、寒冷地や湿度の高い地域、築年数の古い建物など、それぞれに適した塗料のタイプがあります。

塗料選びでは、気候条件、日当たり、建材の種類など、住まいの特徴をよく把握することが必要です。

プロの診断を受けて、最適な種類の塗料を選びましょう。

 

性能だけでなく施工実績や保証内容も確認する

断熱塗料を扱う業者の中には、経験が少ないところもあります。

施工実績や取り扱っている塗料の種類、過去のトラブル対応の内容などを事前に調べましょう。

また、保証期間や保証内容も重要な比較ポイントです。

信頼できる業者は、施工後のアフターフォローや定期点検にも積極的に対応してくれます。

 

断熱以外の目的(遮熱・防音など)も考慮する

多機能な塗料には、断熱だけでなく遮熱、防音、防カビ、空気清浄などの機能を備えているものがあります。

住まいの悩みが「暑さ」だけでない場合は、これらの機能も併せて検討することで満足度が高まります。

たとえば、外の騒音が気になる家では、防音性の高い塗料を選ぶことで快適性が上がります。

塗料を「住環境の総合改善ツール」として考えるのがおすすめです。

 

複数の業者から見積もりと説明を受ける

1社だけで決めるのではなく、複数の業者に相談することで、より正確な判断ができます。

それぞれの業者の見積もりや提案内容を比較し、価格だけでなく対応や説明のわかりやすさも評価しましょう。

同じ塗料を使う場合でも、施工方法や価格が異なることがあります。

安心して任せられる業者を選ぶには、丁寧に話をしてくれるかどうかも重要なポイントです。

 

まとめ|断熱塗料のデメリットを知って納得の選択をしよう

断熱塗料は、正しく使えば室内の温熱環境を整え、光熱費の削減にもつながる便利な塗料です。

しかし、その効果には限界があり、建物の状態や塗り方、選び方を間違えると「期待外れ」になってしまうこともあります。

本記事で紹介したように、断熱塗料のデメリットには、施工技術の問題や費用、効果の実感しづらさなど、さまざまな要因があります。

これらを理解した上で、建物の状態に合った塗料を選び、信頼できる業者に依頼すれば、高い満足度が得られるはずです。

断熱塗料は、ただ「塗るだけ」でなく、「正しく使うこと」が成功のカギ。賢い選択で、快適で省エネな住まいを手に入れましょう。

 

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