外壁塗装がのっぺりする原因とは?その対処法もお教えします!

家の外壁塗装の色選びは難しく、ともすればのっぺりとした印象になってしまいがち。実際、弊社に塗装をご依頼いただくきっかけで一番多いのが「今の外壁がのっぺりしているから」というお悩みです。「こだわって外壁の色を選んだはずなのに、のっぺりして感じる」と感じられている方は多いようです。

今回は、外壁がのっぺりしてしまう原因、その対処法、外壁塗装におすすめのカラーについて解説いたします。

 

外壁塗装がのっぺり・安っぽくなってしまう原因とは?

単色で塗っている

既存の外壁がレンガ調やタイル調のサイディングの場合には、目地部分の色に変化があるかどうかで仕上がりが大きく変わります。そのため、単色で塗装すると安っぽく見えてしまうことがあります。

ですが、目地部分を複数の色で塗装するには、通常の塗装費用よりも高くなってしまいます。そのため、外壁塗装では安く済ませるために単色で塗りつぶしてしまうことが多いです。

 

立体感がない

立体感がない平坦なサイディングも安っぽく見えてしまうことがあります。立体感がないと建物全体がのっぺりとした印象になってしまうため、先程説明した単色の塗装と組み合わさってしまうことでさらに安っぽく見えてしまいます。

しかし、シンプルモダンなデザインの建物の場合、立体感がない外壁であっても安っぽく見えないことも多いので、場合によるということは頭に入れておきましょう。

 

ツヤが強すぎる

使用する塗料を決める際に必ず確認される項目が、「塗料の艶の有無」です。一部の水性塗料やクリア塗料では艶消し仕上げが可能な場合もありますが、基本的には艶30%〜100%の中から艶の程度を選択します。

艶ありであると、安っぽいと思われることが多いです。また、耐久性の面に関して艶ありの方が高いため、艶ありを進めてくる業者もあります。

 

外壁塗装でのっぺり感を無くす対処法

原色での塗装は避ける

5原色(黒・白・青・赤・黄)の一色での塗装は避けると外壁ののっぺり感を無くすことが出来ます。

特に赤い色合いは色素の劣化が早いため、大きい面の塗装よりも付帯部などの部分的な使用の方が良いです。

同様に、黒色系も全面の外壁を黒にするとのっぺりとした印象と威圧感が出てしまいます。同系色やトーンを変える等して部分的にカラーを変更する方が高級感が出ます。

 

ツートンカラーなど色分けを行う

外壁塗装が安っぽく見えないためには、ツートンカラーなどの色分けを行うことが重要です。

例えば、薄い色より濃い色の方が建物に重厚感を持たせることができますが、濃い色を多様すると建物の形状によっては違和感が残ってしまうことがあります。建物の形状に合わせて外壁の色を2〜3色程度の塗分けすることで、安っぽく見えなくすることができます。

 

アクセントカラーを入れる

アクセントとなる色を外壁に入れることによってものっぺり感を軽減することができます。アクセントとなる部分に濃い色を選択することで、重厚感もプラスすることができます。

建物の1階と2階を分ける箇所に帯が施工されている場合には、外壁と帯の色を変えることで締まった印象を与えられます。

 

ツヤを付けすぎない

先ほども説明したように艶といっても、30%〜100%を選ぶことができます。ある程度艶があることで高級感を出すこともできるので、艶をつけすぎない程度につけることによってのっぺり感、安っぽさを無くしつつ、ある程度の高級感を出すこともできます。

 

外壁塗装で人気なカラーを紹介

ベージュ系

ベージュ系は外壁塗装で1番人気のカラーです。ベージュは落ち着いた色味なので、主張しすぎることなく選びやすいのが人気の理由です。外壁のリオは周りの家との調和も重要な項目ですが、ベージュ系を選べば周りから浮くことはないです。

外壁全体をベージュ一色で塗装するとのっぺりとした印象になるので、付帯部分を黒や茶色など濃い色をアクセントに使うことでベージュの魅力を引き立てることができます。

ベージュは中間色であるので、汚れが目立ちにくいというメリットもあります。

 

白系

ベージュ系の次に人気なのが白系です。白系は清潔感や高級感があるので、選んだとしても失敗の少ない色です。白系といっても、アイボリーのような温かみがある色やナチュラルのような安心感のある白など様々な種類があります。

白系は光の反射率が高いため、暗い色に比べて家の中の温度が上昇することを抑制してくれます。

その一方で、白は汚れが目立ちやすいというデメリットがあるので、定期的に水洗いなどのメンテナンスを実施する必要があります。

 

グレー系

グレー系は落ち着いた印象の外観にしたい人におすすめです。グレーの明度を上げると城に近くなり清潔感を持たせることができ、明度を下げると黒に近くなって重厚感を持たせることができます。

ベージュと同様に中間色なので、汚れが目立ちにくいというメリットもあります。コケや藻による変色に強いのもメリットです。しかし、コンクリートにも使われるので、無機質な印象を与えてしまうこともあるので、ツートンカラーやアクセントカラーを採用すると、その印象を無くすことができます。

 

のっぺりとしていた外壁をツートンカラーでリフォームした事例

ここまで外壁をのっぺりさせない方法としてどのような塗装を施せばいいのかということを紹介してきましたが、ここからは実際に外壁塗装でイメージチェンジしたいというお客様のご要望にお応えした施工事例をご紹介します。

 

お客様からのご要望

道路に面していてエントランス部分が目立つが、

今は全て一色でのっぺりして見えるので色を変えたい。

 

外壁塗装のデザインのご提案

全面一色塗りつぶしではなく複数の色を組み合わせることで、外壁に立体感を出すデザインをご提案しました。

具体的には、エントランスの柱を紺色にしてアクセントをつけています。

また、窓の下の部分にアイボリーを差し色で使用したり、樋を茶色にすることでのっぺり感を無くしました。アクセントカラーを入れたことで建物が締まって見えて、品が出たとお客様にも喜んでいただけました。

 

施工後の写真がこちらです。

屋根とエントランス部分の色を合わせることで、全体的なまとまり感を出しています。

 

 

施工前の屋根周りはこのような状況でした。

お客様の反応

遠くから見えても我が家と分かるように変わったことがとても嬉しい。

のっぺりとしていて飽きが来ていたけど、外壁や屋根の色を変えただけでこんなに雰囲気が変わるのかと驚きました。

 

アヤノ塗装担当者より

メンテナンスという観点だけ見て、色は今のままでいいとおっしゃるお客様もいらっしゃいますが、外壁の色一つ変えるだけで新しい家に住むかのようなワクワク感を得ることができます。
今回のように、お客様のご意見をお聞きしながら一緒にプランを作り上げて行く仕事は、私たちにとっても大変やりがいのある仕事です。

アヤノ塗装では、塗装に入る前に「カラーシミュレーションシステム」を使ったデータを画でお見せすることで、お客様とカラーリングの方向性のすり合わせを徹底しています。いくらカラー見本から選んでいただいているとはいえ、実際に施工された状態を想像するのは難しいですよね。

「カラーシミュレーション」の目的は、施工後の外壁塗装の出来上がりを想像していただくことによって塗装後に起こりうる数々の「こんなはずじゃなかった」を解消し、理想に近いカラーリングの精度を高めることです。
このシステムのポイントは、弊社がお送りしたシミュレーション結果をもとに、お客様のお手元でも細かいカラー設定が行えることです。シミュレーションといっても難しいものではなく、ペイントソフトをイメージしていただければわかりやすいと思います。

カラーが多すぎて迷われた場合は、もちろん担当社員がお手伝いさせていただきますのでご安心ください。付帯部分や窓枠といった想像のしづらい細かい箇所を自由にカラーシミュレーションしていただくことで、お客様が望むオーダーメイドな外壁塗装を実現します。

 

外壁塗装・補修ならアヤノ塗装にお任せください

外壁や屋根は家の寿命を大きく左右します。そのため、外壁塗装の際にただ塗り替えるだけでは、下地が劣化している場合、塗装をし直してもすぐに塗膜が剥がれてしまいます。弊社は、「外壁メンテナンス=補修+塗装」と考えているので、しっかりと下地から補修をいたします。

アヤノ塗装は3つのポイントを掲げています。

①誠実な仕事をこころがけています

②細部の補修まで丁寧に行います

③困ったことはスグ相談できる地域密着型サポートをしています

外壁塗装や補修に関して、何かお困りのことがございましたら、お気軽のご相談ください。お問い合わせは、こちらからお願いいたします。

 

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