町田市・相模原市の屋根・外壁塗装会社、アヤノ塗装です。
弊社は塗装だけでなく様々な外壁、内壁に関する補修も承っております。
基礎部分の汚れは生活している中で特に目につくもので、質問の内容は基礎部分の汚れの「落とし方」に集中するのですが、
正直に申し上げて……
基礎部分の汚れを落とすことは高圧洗浄機でも「無理」
であるのです。
お客様ご自身で汚れを落とすことはおろか、我々のような専門の会社であっても汚れを完全に落とすことは難しく、
そのまま上に塗装を施す施工内容で対処をしております。
しかし、そもそも基礎部分の汚れって何が原因で出来るものなのでしょうか？
そしてなぜ完全に洗浄をすることが不可能であるのでしょう
今日は皆様が気になる基礎部分の汚れへの理解を深めて行きたいと思います。
基礎部分の汚れは「雨」「カビ・苔」・「砂埃」
基礎部分の汚れですが大きくは2つに分類することができます。1つ目は雨によるもの
外壁から垂れてきた雨だれがそのまま基礎部分に付着、放置をすることで雨染みになってしまった汚れです。
そしてもう1つは、カビやコケが生えてしまった汚れ
たとえば梅雨など湿気の多い季節にカビや苔は生えてきます。
言わずもがなカビ、苔は日光を避けて成長をするので、隣家との距離が近くいつも暗い部分の基礎や、
太陽光が直接当たることのないお家の北側などは、カビや苔が発生する条件が整っています。
また、雨やカビ・苔以外にも、舞い上がった「砂埃」が基礎部分に付着し、そのまま汚れになってしまうケースなども存在します。
基礎部分の汚れは「放置されたシャツのシミ」のようなもの
次に、先ほど「業者でも汚れを落とすことが難しい」と言いましたが、その理由は基礎部分の汚れの”根の深さ”に依るものです。
基礎部分の汚れは、いずれの原因であろうと、汚れは洗浄出来る範囲で止まっておりません。
洗浄の手が及ばない基礎部分の奥まで浸透してしまっているのです。
たとえば基礎部分の汚れは、「シャツのシミを長らく放置してしまった状態」に置き換えて想像してもらえば理解がしやすいかもしれません。
シャツのシミも、基礎部分の汚れも、気がついた時スグに洗えば綺麗にすることが出来ますが、お家の基礎部分を定期的に防カビ材を散布して回ることは、手間がかかり過ぎる上、物理的にも不可能に近いことなのです。
汚れが侵食した基礎部分に高圧洗浄機を噴射すれば、確かに表面上の汚れは落ちることには落ちるのですが、
どうしても侵食が進んでいる分、汚れの”跡”が残ってしまい、完全に綺麗になったとはいえない仕上がりになってしまいます。
基礎部分の汚れの上から塗装をしてしまって問題ない
ですので、基礎部分の汚れに関しては「上から塗料を塗る」対処法がベターなのです。
基礎部分の汚れ洗浄の工程は単純です。
高圧洗浄で限界まで汚れを除去した跡、基礎部分”専用”の塗料で塗る
簡単に思われるかもしれませんが、基礎部分の汚れに関していえばこれが最善手であります。
また、基礎部分の汚れに雨がしみ込むことで基礎部分の耐久性が弱くなる疑念をお持ちのお客様もいらっしゃるかと思いますが、
そもそも、基礎部分に用いられるセメントなどの素材は水に塗れても耐久性が落ちることはまず無いのでご安心して頂ければと思います。
基礎部分がヒビ割れている場合はどうしよう？
お客様のお家の基礎部分、中には「汚れ」でなく「ヒビ割れ」が生じているお客様もいらっしゃいます。
ヒビ割れの場合は特に、そこから雨水が浸水、弱っているセメントを余計に弱くしてしまう懸念をお持ちになられるかもしれませんが、
これは実際に現場を見てみないと分かりません。
と、申しますのも、ヒビ割れの原因は一概にセメント自体が弱くなったことだけが原因では無いからです。
お家の立地条件、地形や家の傾きによって、基礎部分にかかってくる負担は全てのお家が一緒ではなく、家ごとにズレが生じて参ります。
一部の基礎に過剰な負担がかかり、既定の不可に耐え切れずコンクリートがヒビ割れてしまう現象が生じるのです。
基礎部分がヒビ割れている場合、シーリング材などでそのクラック（割、溝）を生めてから塗装を行います。
こちらの場合も雨水の侵入というのは特には気にしなくて問題ありません。
基礎部分のメンテナンスも外壁塗装と一緒に行ってしまいましょう
まとめると、基礎部分の汚れは「落とす」のではなく、これ以上の「進行を食い止める」と捉えていただいていいかもしれません。
汚れの度合いはお客様が感じられるものですので、塗装の時期の目安をここで一概にいうことは出来ないのですが、
汚れを落とすタイミングとして、外壁塗装を頼まれる時に一緒にご依頼をされるお客様が多くいらっしゃるように思います。
せっかく外壁を綺麗に塗り直しても、基礎部分だけが汚れていては返って汚れが目立ってしまいますし、やはり汚れをそのままにしておくことは気持ちのいいことではありません。
今、外壁塗装をお考えのお客様は、お家の基部分にも目を光らせて見てはいかがでしょう？
質問やご相談をお気軽に受け付けておりますので、気になる方は一度ご連絡いただけたらと思います。
