コーキングは棟板金補修に必要不可欠なポイント! 雨漏り対策の棟板金補修について紹介

棟板金は劣化が進んでしまうと、雨漏りの原因となり、屋根の上での補修や塗装のし直しは、中々個人でできるものではありません。

この記事では、棟板金の劣化と原因のリスク、補修に必要なコーキングや交換工事、プロに依頼することの重要性についてご紹介します。

棟板金とは?

棟板金とは、屋根の頂点にある板金のことで、戸建て住宅で最も高い位置にあります。スレートやコロニアル・カラーベスト、金属屋根のような屋根材をおさえる貫板をかぶせるような形で棟板金は使用されます。昔は、トタンを使用していましたが、現在では、ガルバリウム鋼板を使用することが増えていて、錆びにくく丈夫になっています。断面は「への字型」の板金で、棟下地と呼ばれる下地材が2本、平行に取り付けられます。

 

棟板金が外れる、落下することによる原因・リスク

棟板金が外れてしまう原因は?

築7〜10年を超えると、棟板金が日が当たったことによる熱膨張と夜間の気温が下がることによる収縮を繰り返してしまい、止めている釘が徐々に抜けていき、結果的に、棟板金が外れていってしまいます。特に、日当たりのよい住宅は昼夜の気温差が大きいので、要注意です。他には、棟板金の留め具の釘やトタンの劣化、下地の木材の腐食なども原因となり、いずれも雨漏りの原因となります。

棟板金が飛散すると雨漏り以外にも怪我などの危険が!

棟板金の釘が外れると、強風で屋根から棟板金が落ちてきてしまい、直接当たったり、窓ガラスに当たってその破片で怪我をしてしまうリスクなどがあります。特に、隣家の窓ガラスや歩行者にぶつかってしまうと、トラブルの原因ともなり得ます。

棟板金の補修方法と費用感

釘打ちコーキング

単に棟板金同士の隙間を埋めるだけでなく元々釘が打ち込まれていた箇所にコーキング処理をしつつ釘を打ち直す方法です。再度釘が抜けるのを防ぐために用いることで、雨水の浸入を防ぎます。1棟当たり15,000~40,000円が相場です。

貫板の交換

貫板が腐って傷むと、木材が不足してばらばらとなってしまい、棟板金が外れかねません。雨漏りの直接の原因となりかねないため、貫板の交換工事を行います。費用相場は、1メートルあたり6,000~10,000円です。

棟板金の交換

強風などで棟板金が飛んでしまった場合は、棟板金の交換工事を行います。棟板金の交換工事では、古くなった貫板と棟板金の両方を撤去と処分を施し、新しい貫板や棟板金に交換し、釘頭にコーキングします。費用相場は7,000〜12,000円かかります。

 

棟板金のコーキングは必ずプロに依頼しよう

棟板金補修のDIYは非常に危険

棟板金の屋根工事は費用が掛かるため、DIYで対応しようと考える人は多いかと思われますが、屋根専門工事会社に応急的な処置を行ってもらうことで、雨漏り被害の拡大を防ぐことにつなげた方が賢明です。

慣れていないにもかかわらず屋根の上で作業することは非常に危険なため、個人でのDIYでの屋根修理はおススメできません。

雨漏り対策なら屋根塗装も重要

常に雨風と直射日光にさらされている棟板金には、屋根塗装が必要です。棟板金には、ガルバリウム鋼板やステンレスのような耐久性に優れた金属部材を使用します。表面加工をしていても、金属性素材の性質上、セメント系の屋根材よりも密着性が悪く、塗膜も剥がれやすいため、高圧洗浄後にペ-パーがけや錆止め塗装などの屋根塗装を施します。

 

まとめ

今回は、コーキングは棟板金が外れたり落下したりする原因やリスクに加えて、補修方法や費用感、プロに依頼することの重要性について解説しました。

アヤノ塗装では、塗装だけでなく補修にも力を入れ、相模原を中心に東京都や神奈川県で地域密着した塗装会社です。速やかにお客様の下へ駆けつけることによって、台風が起こったときの屋根がずれてしまったり、壁にひびが入ったりと、様々な雨漏りの原因を入念に現地調査することで最適な塗り替えと補修を一括で実現させていきました。

もし、水漏れや雨漏りのお悩みを完全に解消されたい方は、お気軽にご相談ください。

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